経営事項審査

評点アップのために

■ 経審点数シミュレーション

今では市販の経審シミュレーションソフトもありますが、経験豊富な行政書士に頼めば、会社の現状を客観的に分析し、豊富な事例を基にした、より高精度な経審シミュレーションが可能です。最終的には、経営課題の把握にも繋がります。

 

経審を受けたい企業様、又は経営上の課題を把握して対策を打ちたい企業様は、まずシミュレーションを行うことが大切です。経営事項審査そのものの対策としては、シミュレーションで数通りの評点を弾き出し、最適なものを選定します。

 

その結果のみを追求するのではなく、それを元に経営上の課題を把握し、対策を立てていくことで企業の発展を図ることが必要です。

 

 

■ 経営事項審査のポイント

シミュレーションが終了したら、次は経営課題の把握です。評点アップも加味して考慮すると、経営状況の分析(Y)が重要となるケースが多い様です。
これは、Y点以外のものは、すべてではありませんが比較的対策が容易な(又はわかりやすい)ものが多く、経営事項審査を受ける企業様ならその対策を打出すことが比較的容易であることに起因しています。

 

一方、Y点に関しては、財務的な知識も必要ですし、中・長期的に改善していかなければならない継続性のあるものも多く、かつそれを改善していくことが、企業体質の健全化にもつながるものですから、しっかりと対策をしていく必要があります。

 

Y点に関しては、項目毎に対策の立てやすいもの/立てにくいもの、評点アップに対して即効性が高いもの/低いものなど、様々な角度から見ることができますから、企業様の状況に合せて計画的な対策が必要と言えるでしょう。

 

 

■ 経営事項審査シミュレーションの依頼先

経営事項審査シミュレーションは、自社で行う企業様もありますが、建設業者様向けにサービスを展開する行政書士が中心に取り扱っています。

 

しかし、注意しなければならないのは、シミュレーションそのものを取り扱う行政書士は多いですが、それを基に経営的なアドバイスができる行政書士は限られている、ということです。

 

また、企業として体力のある企業様はいいのですが、充分な体力を有しない企業様においては、極力人的資源は本業に集中させることが肝要です。信頼できる行政書士を見つけ、うまく活用していくことを考えるのも一つの方法です。