行政書士の選び方

行政書士の取り扱える業務は多岐に渡っており、それぞれの事務所で専門性が異なりますし、同じ分野でも事務所により特徴があります。
皆様に少しでも安心してお付合いをして頂きたいと思い、行政書士を選ぶポイントを紹介します。

 

(1) 得意分野を確認しましょう

医者にも専門分野がある様に、行政書士にも専門分野があります。特に行政書士は業務の幅が広く、建設業許可、自動車登録手続き、風俗営業許可、入管関連手続き、など多岐に渡るため、まずは事務所の得意分野を確認しましょう。事務所の取扱い業務が多岐に渡る場合、個々の専門性が低いケースがありますので注意してください。

 

(2) 事務所体制を確認しましょう

建設業許可更新、経営事項審査など、定期的に確実に申請をしなければならなくて、しかも期限が厳格に定められている業務を依頼する場合に重要なことは、御社の「過去の申請データ」をしっかりと管理してくれていること。次に、御社にとって重要な「期限管理」をしていることです。(参考:知事許可の更新は、更新日の2ヶ月前から受付を開始し、1ヶ月前までが提出期限です)
万一、担当者の交代等で前回の申請書類が見当たらない。あるいは、担当者が提出期限をつい忘れてしまったとしても、担当行政書士から「そろそろ申請の時期ですから準備をはじめましょう」と連絡してもらえれば安心です。
さらに、長期に亘って継続的に依頼するのであれば、緊急時には速やかに連絡がとれて、即対応してくれる事務所が理想的です。

 

(3) 顧客の身になって対応しているかを判断しましょう

お互いに意思疎通がしっかりしていないと、大変なストレスを抱えることになります。専門家には専門用語で、依頼者には簡単な言葉で、相手に合せて対応できる行政書士を選びましょう。
また、できることが伝わるのは当然ですが、できないことはできないとはっきり言えるのも、プロの条件です。

 

(4) 報酬が明示されているかを確認しましょう

報酬は、安ければいいというものではありません。安いには安いなりの理由があるし、高い場合も然りです。
いずれにしろ、しっかりと報酬、費用が明示されているかどうかは、安心して依頼する為に非常に重要なことです。
報酬、費用などの見積り金額を明示できる事務所を選びましょう。